“ビジネスマナー” 積み重ねることの大切さ

明日架では、毎週木曜日の午前中にビジネスマナーを学んでいます。

今日のテーマは「電話応対」と「報連相(報告・連絡・相談)」。
座学ではなくロールプレイをしました。

電話応対は、社内の「内線電話でのやりとり」。もうひとつは、メンバーさんからのリクエストで、受付に内線電話を置いているだけの会社を訪問した時の「相手の呼び出し方」をしました。
報連相は、「突然急ぎの仕事を頼まれた時の対応」と「ミスをした時の報告」でした。

皆さん、クッション言葉を使い、必要なことを丁寧に伝えておられましたが、
私が驚いたのはその「伝える姿勢」です。
テキストやマニュアル通りのやりとりではなく、それぞれの個性がよく出ていました。
たとえば、素早く状況判断し、必要な内容をメモにとってすぐに報告される方、
メモを一旦見直して先にイメージをつけてから報告される方、
ビジネス用語を駆使して落ち着いて報告される方、
「すいません」と断りながら、内容を聞き取れるまで確認される方、
適切な言葉をみつけるのに苦労しながらも、相手の目を見て一生懸命伝えようとされる方、
これまでなかなか自己表現ができなかった方が真っ先に手を挙げてロールプレイをされている姿などからも、お一人お一人のこれまでの葛藤とその成果が表れているようで、支援するスタッフとしても誇らしいような気持ちになりました。

ビジネスマナーを知らなくても働くことはできます。
大切なのは、相手や周りに気遣いができること気持ちを表現できることだと思います。
明日架のメンバーさんは、細やかな気遣いができる方が多いのですが、様々な葛藤からどうしても消極的になりがちで、もどかしさを感じてしまうことが度々あります。だからこそ、練習を重ねたり、気づきの中で、自分なりのコミュニケーション方法に自信をもって欲しい、そんな思いが小さな実を結んだように感じられた今日なのでした。